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眼科のコンテンツマーケティング完全ガイド|自由診療・保険診療の患者を集めるWeb戦略と実践ポイント

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「ホームページは作ったのに、なかなか新患が増えない」「自由診療の問い合わせが少なく、保険診療だけに偏ってしまっている」「競合のクリニックにWeb集患で差をつけられている気がする」—このような悩みを抱えている眼科クリニックの院長・スタッフの方は少なくありません。

眼科は、白内障・緑内障・糖尿病網膜症といった保険診療から、レーシック・ICL・オルソケラトロジーなどの自由診療まで幅広い診療科目を持つ、Web集患の難易度が高い診療科の一つです。患者の検索ニーズや意思決定プロセスが保険・自由で大きく異なるため、一律のアプローチでは成果を出しにくいという特性があります。

本記事では、眼科クリニックのコンテンツマーケティングについて、患者行動の分析から具体的なコンテンツ制作・SEO施策・SNS活用・効果測定まで、実践的な戦略と手順を詳しく解説します。自由診療・保険診療それぞれに最適化されたアプローチを学び、Web集患の強化に役立ててください。

目次

1. 眼科にコンテンツマーケティングが必要な理由

眼科患者の「受診判断」はWeb情報に大きく依存している

現代の患者は、目に異常を感じたり、視力矯正を検討したりした際、まずスマートフォンで検索することがほとんどです。「目がかすむ 原因」「レーシック 失敗しない選び方」「緑内障 初期症状」といったキーワードで情報収集し、複数のWebページを比較した上でクリニックを選ぶ傾向があります。特に自由診療の場合、費用が高額になるため事前のリサーチ時間が長く、Webで信頼できる情報を提供しているクリニックが選ばれやすいという特徴があります。

こうした患者行動の変化に対応するためには、広告だけに頼るのではなく、患者が求める「専門的かつわかりやすい情報」をWebで発信し続けるコンテンツマーケティングが不可欠です。

広告規制の強化でコンテンツによる信頼構築が差別化の鍵に

医療広告は、医療広告ガイドラインにより規制されており、「治療実績No.1」「完全に治ります」といった誇大表現は禁止されています。また、リスティング広告やSNS広告は短期的な集客には有効ですが、費用対効果の低下や広告停止時の集客ゼロというリスクがあります。

一方、コンテンツマーケティングでは、疾患情報・治療の仕組み・実際の診療の流れといった「患者にとって本当に役立つ情報」を発信することで、規制を遵守しながら自然な形で信頼を獲得できます。一度作ったコンテンツは資産として積み上がり、長期的な集患力につながるため、広告費に依存しない安定した集患基盤を構築できます。

競合医院との差が生まれる「専門性の可視化」

眼科クリニックが乱立する地域では、ホームページの有無だけでなく「どれだけ専門性を見せられるか」が患者の選択基準になります。白内障の手術件数・使用機器の特徴・ICL認定医であることなど、自院の強みをコンテンツとして発信することで、「このクリニックは信頼できる」という印象を与えることができます。

競合クリニックがまだコンテンツマーケティングに取り組んでいない今こそ、記事・コラム・動画などのコンテンツを積み上げるチャンスです。先行してコンテンツ資産を蓄積することで、検索上位を獲得し、長期的な集患優位性を築くことができます。

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2. 眼科の患者行動と検索ニーズを理解する

保険診療患者の検索パターン(症状・疾患名ベース)

保険診療を利用する患者は、何らかの「症状・不調」をきっかけに検索を始めることがほとんどです。「目がかすむ」「飛蚊症 ひどくなった」「視野が狭くなった気がする」といった症状ベースのキーワードから、疾患名(緑内障・加齢黄斑変性・ドライアイ等)へと検索が深まるケースが一般的です。

このような患者に対しては、「症状から疾患を解説するコラム」が非常に効果的です。「飛蚊症とはどんな病気か」「放置すると危険な目の症状チェックリスト」といったコンテンツが、受診の背中を押す役割を果たします。保険診療患者は「近さ・対応の早さ・予約のしやすさ」を重視する傾向があるため、地域名+疾患名のキーワード対策も重要です。

自由診療患者の検索パターン(比較・料金・クオリティ重視)

レーシック・ICL・オルソケラトロジーなどの自由診療を検討している患者は、「費用対効果・安全性・実績・口コミ」を徹底的に比較する傾向があります。「ICL レーシック 違い」「ICL 費用 相場」「オルソケラトロジー デメリット」といったキーワードで複数のサイトを横断して情報収集し、納得した上で問い合わせをするという行動パターンが特徴的です。

自由診療患者の検討期間は、保険診療と比べて数週間〜数ヶ月と長い場合があります。そのため、「比較コンテンツ」「費用の内訳解説」「手術の流れを丁寧に説明した記事」「よくある不安を解消するFAQ」など、患者の意思決定を後押しするコンテンツを複数用意することが効果的です。

受診前〜来院後の患者ジャーニーをマッピングする

コンテンツマーケティングで成果を出すには、患者が「認知→検討→来院→再来院」というジャーニーのどの段階にいるかを意識したコンテンツ設計が必要です。以下の表で保険診療・自由診療それぞれの患者ジャーニーを確認してください。

段階保険診療患者のニーズ自由診療患者のニーズ
認知症状・疾患情報を知りたい視力矯正の選択肢を知りたい
検討近隣クリニックを比較したい費用・安全性・実績を比較したい
来院スムーズに予約・受診したいカウンセリングで疑問を解消したい
再来院定期検診の必要性を知りたいアフターケアの充実度を確認したい

それぞれの段階に対応したコンテンツを用意することで、患者が情報収集のどのタイミングでサイトを訪問しても、適切な情報提供と来院への動線を設計することができます。

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3. 自由診療と保険診療で異なるコンテンツ戦略

保険診療コンテンツ:症状解説・疾患情報で「信頼の入口」を作る

保険診療向けコンテンツの目的は、「症状に不安を感じる患者が検索したときに、頼りになる専門情報を提供し、受診のきっかけを作ること」です。白内障・緑内障・ドライアイ・斜視・弱視・アレルギー性結膜炎など、眼科が扱う疾患は多岐にわたります。疾患ごとに「原因」「症状の特徴」「検査・治療の流れ」「放置した場合のリスク」を丁寧に解説したコラムを充実させることが基本戦略です。

また、「子どもの視力が下がってきた」「老眼が気になり始めた」といったライフステージに合わせたコンテンツも有効です。地域名+診療科名(例:「新宿 緑内障 クリニック」)でのローカルSEO対策と組み合わせることで、近隣患者の初診獲得につなげることができます。

💡 保険診療コンテンツの優先テーマ例
・白内障の初期症状と手術のタイミング
・緑内障セルフチェック:こんな症状が出たら受診を
・子どもの目の健康を守るために親が知っておくべきこと
・ドライアイの原因と改善方法(スマホ・PC時代の対策)
・糖尿病網膜症と定期眼底検査の重要性

自由診療コンテンツ:費用・効果・比較情報で「選ばれる理由」を示す

自由診療向けコンテンツでは、「患者の不安・疑問を先回りして解消し、自院を選ぶ理由を明確に示すこと」が重要です。費用の内訳・リスク・術後の回復期間・対象年齢・適応条件など、患者が比較検討する際に必要とする情報をすべて網羅することを目指します。

特に「ICLとレーシックの違いを徹底比較」「近視矯正の選び方ガイド」といった比較コンテンツは、自由診療患者から高い支持を受けます。また、「認定医・専門医による執刀」「年間手術件数」「使用機器のスペック」など、他院との差別化ポイントを具体的な数値・実績で示すことで、信頼性と選択動機を高めることができます。

両者をつなぐ導線設計とクロスセル的コンテンツの活用

保険診療で来院した患者が、自由診療(例:レーシックやICL)に関心を持つケースは少なくありません。例えば、近視で眼鏡・コンタクトを使用している患者に対して「視力矯正手術の選択肢」を紹介するコンテンツを院内・Webで提供することは、自然なクロスセルにつながります。

Web上では、保険診療コラムの末尾に「視力矯正に興味のある方へ」というリンクを設置したり、自由診療ランディングページから「定期眼科検診のすすめ」コンテンツへ誘導したりするなど、コンテンツ間の導線を意識的に設計することが大切です。両者をつなぐことで、患者の生涯価値(LTV)を高めることができます。

自由診療と保険診療で異なるコンテンツ戦略の考え方については以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
皮膚科のコンテンツマーケティング完全ガイド|保険診療・自由診療それぞれの集患戦略と実践ステップ

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4. 眼科コンテンツマーケティングの基本設計

ターゲット患者ペルソナの設定方法

コンテンツマーケティングを始める前に、「誰に向けて情報を発信するか」を明確にするペルソナ設定が必要です。眼科の場合、保険診療と自由診療でペルソナは大きく異なります。保険診療では「40代以降・子育て世代の親・高齢者」が主要ターゲット、自由診療(視力矯正)では「20〜40代の働き世代・スポーツや美容への関心が高い層」が中心になります。

ペルソナには「年齢・性別・職業・生活習慣・目に関する悩み・情報収集の手段(スマホ/PC)・検索キーワード」を具体的に設定します。ペルソナが明確になることで、コンテンツのテーマ選定・文章のトーン・発信チャネルが一貫し、患者に刺さるコンテンツを作りやすくなります。

コンテンツカテゴリの分類とサイト構造の作り方

眼科サイトのコンテンツは、大きく「疾患・症状コラム」「治療・手術解説」「よくある質問(FAQ)」「医師・スタッフ紹介」「クリニック情報・ニュース」に分類できます。これらをサイト内で整理し、関連するコンテンツ同士を内部リンクでつなぐことで、患者の回遊性を高めるとともに、Googleにとってわかりやすいサイト構造を実現できます。

理想的なサイト構造は、トップページ→診療科目別ページ→症状・疾患コラム→FAQ→予約ページ、という階層になります。自由診療専用のランディングページ(LP)を設け、保険診療ページとは導線を分けることで、それぞれの患者に最適化された体験を提供することができます。

KW選定の考え方(ビッグKW・ロングテールKWのバランス)

眼科コンテンツのキーワードは、「競合が少なく上位表示しやすいロングテールKW」から攻めるのが基本戦略です。「白内障 手術 怖い」「ICL 20代 適応」「ドライアイ 目薬 選び方」などの具体的なロングテールKWは、検索ボリュームは小さいものの購買・受診意向が高く、コンバージョン率が高い傾向があります。

一方、「緑内障」「レーシック」「ドライアイ」などのビッグKWは競合が多いため、権威性が確立した後に本格的に狙います。最初はロングテールKWで成果を積み上げ、サイト全体の評価を高めながら段階的にビッグKWへ拡張する、という順序で取り組むことをおすすめします。

コンテンツカレンダーの作成と運用体制

コンテンツマーケティングは、単発の記事作成ではなく継続的な発信が重要です。月に2〜4本のコラムを安定して公開するために、3〜6ヶ月分のコンテンツカレンダーを事前に作成しておくと効果的です。花粉症シーズン前のアレルギー性結膜炎記事、健康診断シーズンに合わせた糖尿病網膜症コラムなど、季節やイベントに合わせたテーマを盛り込みます。

制作体制は、院長・医師による医療監修と外部ライター(医療系ライターやSEO専門会社)の分業が理想的です。医師が正確な医療情報を提供し、SEOや読みやすさはプロに任せることで、品質と効率を両立できます。

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5. 効果が出るコンテンツの種類と制作ポイント

疾患・症状コラム:専門性とわかりやすさを両立させる書き方

疾患・症状コラムは、眼科コンテンツマーケティングの基盤となる最重要コンテンツです。医学的な専門性を保ちながら、一般の患者にわかりやすく伝える文章力が求められます。「専門用語はできるだけ使わず、使う場合はカッコ内に読み方・解説を添える」「一文を短くする」「箇条書きや表を活用して見やすくする」といった工夫が効果的です。

Google検索で上位を獲得するためには、医師や医療機関が監修・発信しているという「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の証明が不可欠です。コラムには「監修医師名・資格・経歴」を明記し、情報の出典(学会・論文・公的機関)を記載することで、Googleからの評価を高めることができます。

💡 疾患コラムの構成テンプレート
①リード文:読者の悩みに共感・記事で解決できることを提示
②疾患の基本解説:原因・仕組みをわかりやすく
③症状チェックリスト:受診すべき症状を具体的に列挙
④検査・診断の流れ:来院後の不安を解消
⑤治療法の選択肢:保険診療・自由診療の違いも明記
⑥まとめ・受診へのCTA:予約ページへの自然な誘導

治療・手術の解説ページ:不安を払拭し来院意欲を高める構成

「手術が怖い」「副作用が心配」という患者の不安は、コンテンツで払拭することができます。手術の流れ(手術前・当日・術後の回復期間)を時系列でわかりやすく解説するページは、患者の疑問に先回りして答えることで安心感を与えます。「手術時間はどれくらいか」「術後にコンタクトはできないのか」「費用の分割払いはあるか」といったFAQを盛り込むことで、問い合わせや相談の心理的ハードルを下げることができます。

自由診療の手術解説ページでは、「使用する医療機器のスペック」「術者である医師の認定・資格・経験」「アフターケアの充実度」を具体的に示すことが、他院との差別化につながります。「当院で手術を受けた場合の流れ」という視点で構成することで、患者は来院後のイメージを持ちやすくなります。

よくある質問(FAQ):検索意図に直結するQ&A設計

FAQページは、患者が実際に検索するキーワードをそのまま質問文に使うことでSEO効果を高めることができます。「ICLの手術は痛いですか?」「白内障手術は両目同じ日にできますか?」「緑内障は一度なったら治らないのですか?」といった質問は、検索ボリュームが高く、ロングテールKWとして有効です。

FAQは疾患別・治療別に分類して整理し、適切なページからリンクを張ることで、患者の回遊性を高める役割も果たします。また、Googleの「よくある質問」の検索結果(リッチリザルト)に表示される可能性があるため、schema.orgのFAQPageマークアップを実装することで検索の視認性を向上させることができます。

医師・スタッフ紹介コンテンツで「人」の信頼を伝える

眼科という医療の特性上、患者は「どの医師に診てもらえるか」を非常に重視します。院長・医師の顔写真・プロフィール(出身大学・専門分野・資格・学会発表・学術論文・診療への想い)を丁寧に掲載することは、コンテンツマーケティングの重要な一部です。特に自由診療(ICL・レーシック等)では、「認定医であるか」「年間手術件数はどれか」という情報が選択の決定打になることがあります。

スタッフ全員の紹介を充実させることで、「来院前から顔見知り」になれるクリニックとしての親近感を醸成することもできます。なお、患者の口コミ・体験談は医療広告ガイドラインにより自院ホームページへの掲載が原則禁止されています。第三者の口コミサイト(Googleビジネスプロフィール等)に自然に集まるレビューを増やす取り組みや、医師・スタッフの顔・想いを発信することが、規制に準拠した信頼構築の手段です。

眼科のSEO記事の具体的な書き方や構成設計については以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
眼科クリニックのSEO記事作成完全ガイド|上位表示を狙うコンテンツ戦略と実践ポイント

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6. SEO・MEOと組み合わせた集患導線の作り方

眼科SEOの基本:内部対策・E-E-A-T強化のポイント

眼科サイトのSEO対策では、Googleが医療系コンテンツに対して特に重視する「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の強化が最優先事項です。具体的には、監修医師の実名・資格の明記、参考文献・出典リンクの設置、更新日の表示などが基本的な対策になります。また、ページの表示速度・モバイル対応・構造化データ(schema.org)の実装など、技術的な内部SEO対策も並行して実施することが必要です。

コンテンツの内部リンク設計も重要です。「症状コラムから疾患詳細ページへ」「疾患ページから予約・問い合わせページへ」というリンク構造を作ることで、患者を受診決定まで自然に誘導するサイト内導線が完成します。

Googleビジネスプロフィールとコンテンツを連携させるMEO戦略

眼科クリニックにとって、Googleビジネスプロフィール(GBP)の最適化は欠かせないMEO施策です。診療時間・電話番号・住所などの基本情報を正確に設定するとともに、投稿機能を活用してコンテンツマーケティングとの連携を図ります。Webサイトに公開した新しいコラムや疾患情報をGBPの「最新情報」として投稿することで、Googleマップ上でのクリニックの露出を高めることができます。

患者からの口コミ(レビュー)に対して丁寧に返信することも、MEO評価の向上につながります。口コミの件数・評価が高いクリニックは、Googleマップの検索結果で上位に表示されやすくなるため、新患獲得に直接貢献します。

予約・問い合わせへのCTA設計と導線最適化

コンテンツを充実させても、患者を予約・問い合わせにつなぐCTA(コールトゥアクション)が弱ければ集患にはつながりません。各コラムページや治療解説ページの適切な位置(冒頭・中間・末尾)にCTAボタンを設置し、「ご予約・ご相談はこちら」「まず無料相談を受ける」などの行動を促す文言を使います。

スマートフォンからのアクセスが主流となっている現在、電話予約ボタン・オンライン予約フォームへのリンクをスマホ画面で押しやすい位置に配置することも重要です。自由診療ページには「無料カウンセリング予約」を前面に出したランディングページを用意し、保険診療ページとは異なる導線設計にすることで、それぞれの患者の特性に合わせた最適なコンバージョン経路を作ることができます。

眼科のMEO対策の具体的な実践手順については以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
眼科のMEO対策完全ガイド|保険診療・自由診療どちらにも効く集患戦略と実践ポイント

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7. SNS・動画を活用した認知拡大戦略

Instagram・TikTokで届ける眼科コンテンツの作り方

Instagram・TikTokは、特に20〜40代の視力矯正を検討している層への認知拡大に有効なプラットフォームです。「目のコントや豆知識」「ICL手術に至るまでの流れをレポート形式で紹介」「院内の雰囲気・スタッフの日常」などのコンテンツが、若年層に親しまれやすい傾向があります。直接的な治療宣伝は医療広告ガイドラインに抵触する可能性があるため、「一般的な健康情報」「クリニックの雰囲気や取り組みの紹介」という形式で発信することが基本です。

InstagramのリールやTikTokの短尺動画は、アルゴリズムによりフォロワー外にも届きやすく、低コストで認知を広げられる強力な手段です。フォロワーが増えることで、ダイレクトメッセージからの相談・予約につながるケースもあり、コンテンツマーケティングの補完として取り組む価値があります。

YouTube動画(手術解説・院内紹介)の活用メリット

YouTubeは、「手術の流れを動画で見たい」「院内の雰囲気を確認してから予約したい」というニーズに応えられる強力なコンテンツチャネルです。ICLやレーシックの手術の流れを実際に動画で解説することで、患者の不安を大幅に軽減し、来院・相談の心理的ハードルを下げることができます。院長や担当医師が解説役として登場することで、医師への親近感が生まれ、「この先生に診てもらいたい」という指名効果も期待できます。

YouTubeの動画はGoogleの検索結果にも表示されるため、Webサイトのコラムと連携させることでSEO効果を相乗させることが可能です。例えば、「緑内障の治療について解説した動画」をコラムページに埋め込むことで、ページの滞在時間が延びると同時に、動画経由での検索流入も期待できます。

SNSとWebサイトを連動させたコンテンツ循環の仕組み

最大の効果を発揮するのは、Webサイト・SNS・YouTubeの各チャネルを連動させたコンテンツ循環の仕組みを構築したときです。Webサイトに書いたコラムをInstagramで「3枚スライド解説」にアレンジして発信し、YouTubeでは動画版として深掘りする、という循環を作ることで、各コンテンツが相互に集客効果を高め合います。

SNSの投稿には必ずWebサイトのコラムへのリンクを貼り、サイトへの誘導を絶やさないことが重要です。YouTubeの概要欄・SNSのプロフィールには予約・問い合わせページへのリンクを掲載し、各チャネルからの集患導線を整備しておくと効果的です。

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8. コンテンツ成果の測定と改善サイクル

KPIの設定:アクセス・予約数・自由診療比率など

コンテンツマーケティングの効果を正確に把握するためには、事前にKPI(重要業績評価指標)を設定しておく必要があります。主要なKPIとしては、「オーガニック検索流入数(月次)」「コンバージョン数(予約・問い合わせ数)」「コンバージョン率」「自由診療関連ページからの問い合わせ比率」「各コラムページの平均滞在時間」などが挙げられます。

保険診療と自由診療でKPIを分けて管理することで、それぞれのコンテンツの効果を正確に把握できます。月に一度のKPI確認と、四半期ごとのコンテンツ戦略見直しを習慣化することで、継続的な改善につなげることができます。

Googleアナリティクス・サーチコンソールの活用法

コンテンツの成果測定には、Googleアナリティクス4(GA4)とGoogleサーチコンソール(GSC)の活用が基本です。GA4では「どのコラムが多く読まれているか」「どのページから予約ページへ進んでいるか」「スマートフォンとPCの比率はどうか」を確認します。GSCでは「どのキーワードで何位に表示されているか」「クリック率(CTR)が低いページはどれか」を分析し、改善対象を特定します。

特に重要なのは、「表示回数は多いがクリック率が低い記事」です。タイトルやメタディスクリプションを改善することで、検索結果からのクリックを増やすことができます。また、「検索順位が11〜20位の記事」はコンテンツを充実させることで10位以内に引き上げやすく、アクセス数の大幅増加が見込めます。

PDCAを回すコンテンツリライト・追記の判断基準

一度公開したコンテンツは定期的に見直し、必要に応じてリライト(加筆修正)を行うことが重要です。リライトの優先順位は、「検索順位が低下している記事」「競合より内容が薄い記事」「公開から6ヶ月以上経過し情報が古くなった記事」を中心に判断します。医療・法規制の改定(医療広告ガイドラインの更新など)があった場合は、速やかに該当記事の内容を更新することも必要です。

リライトの際は、競合記事と文字数・構成・情報の深さを比較し、「自院のコンテンツが患者にとって最も役立つ」と言えるレベルに仕上げることを目標にします。コンテンツの品質を上げることで、Googleからの評価が高まり、順位上昇・アクセス増・集患数改善という好循環を生み出すことができます。

眼科におけるSNSを活用した認知拡大や集患の具体的な運用方法については以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
眼科クリニックのSNS運用完全ガイド|自由診療・保険診療の集患に活かすInstagram・X戦略

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9. まとめ

眼科クリニックのコンテンツマーケティングは、保険診療・自由診療それぞれの患者行動を理解した上で、目的に合ったコンテンツを継続的に発信し続けることが成功の鍵です。本記事で解説してきたポイントを以下に整理します。

ポイント内容
患者行動の理解保険診療は症状ベース検索、自由診療は比較・費用重視で行動が異なる
コンテンツ戦略の分離保険診療は信頼の入口、自由診療は選ばれる理由を示す構成で設計する
基本設計の徹底ペルソナ・KW選定・サイト構造・運用体制を整えてから発信を開始する
多様なコンテンツ形式疾患コラム・手術解説・FAQ・医師紹介を組み合わせて患者の疑問に全方位対応する
SEO・MEOとの連携内部対策・E-E-A-T強化・GBP最適化で検索流入と地域集患を最大化する
SNS・動画の活用Instagram・TikTok・YouTubeをWebサイトと連動させコンテンツ循環を構築する
PDCAで継続改善GA4・GSCでデータを確認し、リライトと追記で成果を積み上げ続ける

コンテンツマーケティングは即効性よりも継続性が重要です。最初の成果が見え始めるまでに数ヶ月かかることもありますが、着実に積み上げることで競合優位な集患基盤が生まれます。

「眼科のコンテンツマーケティングを強化したいが何から始めればよいかわからない」「自由診療の問い合わせ数を改善したい」「現在の施策がなぜ効果を発揮していないか診断してほしい」とお考えの方は、医療機関向けコンテンツマーケティングの専門家へのご相談をおすすめします。当社では、眼科・歯科・美容医療など医療機関に特化したSEOコンテンツ制作・Web集患戦略の設計から実行支援・効果測定まで、一貫したサービスを提供しております。まずはお気軽にご相談ください。

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執筆者

弁護士。京都大学経済学部卒業、京都大学経営管理大学院修了(MBA)
旧司法試験合格、最高裁判所司法研修所を経て弁護士登録(日本弁護士連合会・東京弁護士会)。独立行政法人中小企業基盤整備機構では国際化支援アドバイザーとして活動。
㈱Camphor Tree において、医療分野・税理士など専門サービス業における、マーケティング・ブランディング・HP/LP 制作・SEO・コンテンツ設計など、集客から売上につながる戦略設計・実行支援を行う。

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